ラッセル銘柄入れ替えに注目
2021年6月29日(火)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 大塚祐貴さん
ラッセル銘柄入れ替えに注目
FTSEラッセルが算出する指数は時価総額の大きさを基準としており、大型株で構成されるラッセル1000、中小型株のラッセル2000のほか、両者を合わせたラッセル3000などがあります。これらラッセルのアメリカ株指数に連動する運用資産は昨年末時点で10兆ドルを超えているため、毎年1回行われる銘柄入れ替えは重要なイベントとなっています。
ネットの掲示板でミーム銘柄として話題になっているゲーム販売会社、ゲームストップが中小型指数のラッセル2000から大型株指数のラッセル1000へ昇進したことが注目されました。ただ、ゲームストップは大型株指数の移行によって指数に占めるウェイトが極めて小さくなるため、売りの資金フローが生じるとみられています。また、時価総額上位3000銘柄のラッセル3000では電気自動車及び自動運転関連が10銘柄以上加わったことが注目されています。次世代バッテリーを開発するクアンタムスケープや電気自動車の新興企業、フィスカーなどSPAC、特別買収目的会社との合併を通じて上場した話題性の高い銘柄も加わり、こうした分野に対する市場の注目が高まっていることを確認できる内容となりました。
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