後払い決済サービスに注目
2021年7月9日(金)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
後払い決済サービスに注目
オンラインで買い物をして、支払画面に進むと、最近ではBuy Now Pay Laterという支払オプションが提供されることが増えています。クレジットカードのような厳しい信用審査なしで分割払いできるもので、金利がつかないケースもあります。サービスを提供する企業は加盟店から支払われる手数料を主な収益源としています。ある調査によると、今年の14歳以上の利用者数は前年からおよそ81%増え、4500万人を超えると見込まれています。利用者は月々の支払に限りがある若い人が中心となっていますが、今後は旅行や医療などの分野でも普及していくことで、年齢の高い層による利用の拡大も見込まれています。
オンライン決済のペイパルやクレジットカードのビザなど決済大手もこのサービスに進出しているほか、1月にナスダックに上場したアファーム、オーストラリアのアフターペイ、スウェーデンのクラーナなどが参入し、競争が激化しています。アファームの第3四半期の決算で、取扱総額は22億ドルを超え、売上高は66.8%増のおよそ2億3000万ドルとなりました。Eコマースのプラットフォーム、ショッピファイと提携したことで、ショッピファイに出店する1万店以上がアファームの加盟店になりました。新学期商戦から年末商戦に向けて、今後の一段の成長への期待が高まっています。
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