アメリカ 環境関連銘柄 先行きは
2021年7月7日(水)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん
アメリカ 環境関連銘柄 先行きは
今年に入り再生可能エネルギー発電のネクステラエナジーやアルミ缶製造のボールの株価は大きく出遅れています。これは昨年の大統領選前にバイデン政権の誕生と同氏による再生可能エネルギー政策に期待した投資資金が流入し、株価が急激に押し上げられたことの反動が出ているためです。しかし、先月開催されたG7首脳会議の共同宣言で、2050年までの温室効果ガスの排出ゼロが盛り込まれなど環境投資が長期的なテーマであることは何ら変わっていません。関連銘柄に関しては短期的な需給の変動を消化した後、緩やかな上昇軌道に戻ると見ています。
SEC、証券取引委員会は環境を含むESGに関する企業の情報の開示ルールを見直す方針を示しており、間もなくその概要が発表されるとみられています。この結果、企業の環境への取り組みが明確になり、透明性が増すため、環境投資の市場規模が拡大する可能性があります。また、興味深いのがアマゾンやアルファベットといったIT大手がSECに対して情報開示ルールの変更を指示するとの姿勢を発表していることです。彼らは再生可能エネルギーの購入に多額の資金を投じ、意欲的な温室効果ガスの排出ゼロ目標を掲げるなど自社の取り組みに自信を持っているためとみられます。環境投資が活発化する中で、IT大手企業の存在感は一層高まると予想されます。
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