中国株に存在感 今後の行方は?
2021年8月10日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
中国株に存在感 今後の行方は?
アメリカの株式の時価総額は5日時点で50兆4500億ドルを超え、世界全体の43%を占めています。2位の中国はおよそ11兆8000億ドルですが、香港と併せた時価総額は全体の15%に上ります。世界との株価指数との連動を目指す投資信託にはかなりの比率で中国企業の株式が含まれ、中国株の存在感が増しているだけに、中国政府による規制強化の動きが注視されています。規制の対象は教育やゲーム、配車サービス等広がり続け、先週にはネット通販大手のアリババが一部の事業でこれまで受けてきた税制優遇措置が受けられなくなったと投資家に警告したと報じられました。
バイデン大統領は中国軍と結びつきのある軍事関連の企業など59社への株式投資を2日から禁止する大統領令に署名したほか、SEC、証券取引委員会はアメリカで上場を目指す中国企業に対する審査を厳格化し、さらなるリスクの開示を求めています。投資マネーは通常、株価が上昇した国から出遅れた国へと流れますが、中国株が米中双方からの政治的圧力にさらされる中、アメリカ株が相対的な安全資産と見なされ、資金が集まりやすくなっています。
« 文豪かすむ? 高校国語に何が 実用文を重視、来年度から | トップページ | 技能実習生の失踪、半年後も2割検査せず 検査院報告 »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント