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株式市場に3つの懸念?

2021年8月11日(水)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

株式市場に3つの懸念?
大きく3つあると思います。まず量的緩和の縮小です。早ければ今月下旬に開催されるジャクソンホールでのシンポジウムで量的緩和縮小の方針が示されるとの見方があります。現在、FOMCメンバーはFOMCで決定していない将来の金融政策について話してはいけないことになっています。去年はジャクソンホールの直前に臨時FOMCが開催されて、決議された内容をパウエル議長がスピーチするという異例の展開となりましたけれども、通常はそこまでして新しい情報が提供されるとは考えにくいと思います。市場はかなり前から量的緩和縮小について警戒していることから、サプライズがなければ、むしろ株式、債券のサポート材料になると思います。
6月以降、アメリカでも感染者数は増加傾向にあります。しかし、過去の感染拡大期に比べて、新規感染者数に対する死者数が少なくなっています。一つの要因はワクチンの普及と考えられますけれども、ワクチン接種を完了した人がようやく50%を超えたということを考えると、さらに改善の余地がありますので、過去の感染拡大局面のように株式市場に大きな影響を与える可能性は低いと思います。
これから9月にかけて株式市場は季節的に最もパフォーマンスが悪い時期に入ります。S&P500指数の過去50年、20年、10年の月別リターンの平均を見ると、8月から9月にかけてのパフォーマンスが一番悪くなっています。しかし、量的緩和縮小やコロナ感染拡大に対する懸念がかなり織り込まれていると考えられるので、今年のこの時期はそれほど悪くならないのではないかと考えています。

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