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暗号資産銘柄 リスクは?

2021年8月15日(金)Newsモーニングサテライト

マキシム・グループ 久野誠太郎さん

コインベース決算を分析
4-6月期決算は市場予想を上回る総収入と1株利益となりました。ビットコイン価格が4月に6万4000ドル台の最高値を付け、その後、50%近く急落するなど暗号資産価格の大きな変動により取引額が増加し、手数料収入が増えたことが背景にあります。取引高は1-3月期と比べ38%増の4620億ドル、少なくとも月に1回取引を行う利用者は880万人となったほか、テスラなど機関投資家の顧客は9000件に達しています。運用資産残高で上位100のヘッジファンドのうち10%がコインベースのサービスを利用するようになりました。

暗号資産銘柄 リスクは?
コインベースは暗号資産の価格低下に伴い、7-9月期の取引高が4-6月期から減速する可能性があるとしています。また、アメリカ議会で審議が進む1兆ドル規模のインフラ投資法案の財源の一つとして暗号資産取引に対する課税を強化する案が浮上しています。しかし、逆にとらえれば、暗号資産市場が政府による課税の対象として取り上げられるまでに成長したという見方もできます。今回の決算では暗号資産、イーサの取引高が初めてビットコインを上回ったことも注目されます。規制強化や課税懸念はあるものの、取引対象となる暗号資産の多様化も進んでおり、市場は今後も拡大が続くことが見込めそうです。

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