ソフトウェアへの投資加速
2021年9月30日(木)Newsモーニングサテライト
SMBC日興セキュリティーズ・アメリカ 土屋亮さん
アメリカ 企業の設備投資が活発化
足元の経済指標ではコンファレンスボード消費者信頼感指数など新型コロナのデルタ株の影響が完全に払しょくされていない状況が確認されています。ただ、企業はコロナ克服後の経済活動の拡大を見越して、設備投資を加速させているようです。27日に発表された耐久財受注の中で、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財の受注は8月が前月から0.5%増と5カ月連続のプラスとなりました。中でもコンピューターや電子機器などのハードウェアの需要が強く、コロナの感染が再拡大する中でもIT分野への設備投資は順調であることが示されました。一方、個別企業に目を移すとソフトウェア関連の需要が高まっていることがも確認できます。
ソフトウェアへの投資加速
レストランを運営するダーデンレストランツは23日の決算発表で、人手不足に直面する中、新たな採用管理システムを導入したことを明らかにしました。採用希望者が応募してから5分以内に面接日を設定できるようにしたことなどで、人手不足は解消し、同社の従業員数は新型コロナ感染拡大前の9割の水準に達したそうです。このように新型コロナを契機に企業のデジタル化が進んでいることに加え、オンラインビジネスの需要も高まっています。顧客管理ソフトウェア最大手、セールスフォースドットコムは23日に行われた投資家向け説明会で、すべての製品において力強い需要があるとし、通期の売上高見通しを上方修正しました。個別ではソフトウェア関連への投資拡大によって恩恵を受けると期待されるセールスフォースやマイクロソフトなどに注目しています。
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