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宇宙ビジネスへの期待膨らむ

2021年9月29日(水)Newsモーニングサテライト

東海東京証券アメリカ 阿部司さん

宇宙ビジネスへの期待膨らむ
宇宙開発は民間企業が主導するイノベーションによって技術の進歩やコストの低下が進み、ますます活発化しています。7月には宇宙開発ベンチャーのヴァージンギャラクティックとアマゾンの創業者ジェフベゾス氏が設立したブルーオリジンが宇宙飛行を成功させたほか、イーロンマスク氏が率いるスペースXも今月15日、民間人だけを乗せた宇宙船の打ち上げに成功しました。
人工衛星で取得したビッグデータを解析し、活用するビジネスは成長が期待されています。また、NASA、アメリカ航空宇宙局は2028年までに月面に長期滞在できる基地を作る計画です。この計画には民間企業も携わっており、宇宙ビジネスの領域はさらに広がりそうです。こうした中、宇宙関連企業への投資額も大きく増加してきています。アメリカの上場する宇宙関連企業で構成される指数は足元ではS&P500をアウトパフォームしている状況です。
近年ではSPAC、特別買収目的会社を通じて上場することで、従来のIPOよりも資金調達の時間やコストを節約できることも企業を後押ししています。ヴァージンギャラクティックやロケットの製造、打ち上げを手掛けるアストラ、ロケットラボがSPACを通じて上場を果たしたほか、今後もいくつかの上場案件が見込まれており、注目しています。

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