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ハードセルツァー競争激しく

2021年9月3日(金)Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 𠮷田拡司さん

ハードセルツァー競争激しく
近年急成長しているハードセルツァー市場です。ハードセルツァーとはサトウキビを発酵させた蒸留酒に炭酸水やフルーツ果汁などを加えたアルコール飲料で、日本の酎ハイに似ています。ビールなどと比べると、低糖質、低カロリーなので健康志向が強いとされるミレニアル世代を中心に人気を集めています。新型コロナの拡大で家飲み需要が高まる中、ハードセルツァー企業には大手飲料メーカーが続々と参入していて、ビール世界最大手のアンハイザーブッシュインベブやコロナビールで有名なコンステレーションブランズ、さらにコカ・コーラも販売に踏み切り、激しい競争が繰り広げられています。
これまでハードセルツァー市場で大きなシェアを狙ってきたボストンビールは先月、ペプシコと提携することを発表しました。ボストンビールは直近の決算で自社のハードセルツァーの販売が計画していたほど伸びなかったことを明らかにしました。シェア争いで苦戦を強いられる中、コカ・コーラのライバルであるペプシコとタッグを組んだ形です。両社は来年の早い段階でペプシコの炭酸飲料、マウンテンデューのハードセルツァー版を販売する計画です。マウンテンデューは炭酸飲料市場で高いブランド力があり、7%ほどのシェアがあるとされているので、競合を追い上げる力は十分にあると見ています。今後はミレニアル世代はもちろん、これから飲酒年齢を迎えるZ世代をどれだけ取り込めるかが勝敗を分けそうです。

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