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航空燃料SAFに注目

2021年9月17日(金)Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 荻原裕司さん

航空燃料SAFに注目
アメリカの航空会社では持続可能な航空燃料、SAFを採用する動きが広がっています。SAFは使用済みの食用油や廃プラスチックなどから作られ、温室効果ガスの排出量を最大8割削減できるとして注目されています。こうした中、バイデン政権は9日、2030年までに航空業界の温室効果ガス排出量を2割削減する目標を発表しました。SAFの供給量を現在の年450万ガロンから2030年に30億ガロンまで拡大するとし、そのためにSAFに関連する税控除も提案しました。自動車と違って、航空機は重量などがネックとなり、バッテリーだけで長距離飛行することが難しいとされています。航空業界が脱炭素を進めるためにはSAFへの転換が欠かせず、2020年には6600万ドルだった市場規模は2030年までにおよそ153億ドルまで拡大するとの予想もあります。
ユナイテッド航空とアメリカの航空部品大手、ハネウェルインターナショナルは9日、SAFを製造するアルダーフューエルズに数億円を出資すると発表しました。また、石油大手シェブロンは14日、SAFなど再生可能な燃料の製造能力を2030年までに日量10万バレルまで引き上げる計画を発表しました。地球温暖化などに配慮した企業に投資するESG投資が拡大する中、温室効果ガスの排出量が多い航空会社や石油会社への投資は敬遠される傾向が強まっていますが、温室効果ガス削減の取り組み次第で再評価される可能性も高いと考えています。

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