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月の中旬に売りが強まる?

2021年9月15日(水)Newsモーニングサテライト

野村グループ 草田裕紀さん

月の中旬に売りが強まる?
月の中旬になると株価指数が下落する傾向です。例えば、S&P500指数は6月18日の取引で1.3%下落したほか、7月16日と19日の2営業日で2.3%下げました。さらに8月17日と18日の2日間では1.8%下落しています。
これらはいずれもオプション取引の満期日である第3金曜日の前後に起きているため、オプションの売買に伴うポジション調整によって引き起こされているとの見方も出ています。投資家はマーケットメーカーと呼ばれる業者を相手にオプションを売買します。これを受けてマーケットメーカーもポジション調整のために現物株やオプションなどを反対売買することになり、株価指数が変動しやすくなるという考え方です。毎月必ずこのような調整が起こるわけではありませんが、アメリカでは今月は15日にVIXのオプション、17日に個別株と株価指数のオプションの満期日を迎えるため、今月中旬も相場がやや大きめに下落する可能性があります。
弊社ではテーパリング、量的緩和の縮小は11月に発表され、12月に開始されると予想しています。このため来週のFOMCではテーパリングのペースや終了時期に関して議論するなど開始に向けた地ならしがあると考えています。また、FOMCメンバーによる政策金利の見通しでは新たに2024年の見通しが追加されます。引き上げ時期の予想が前倒しされるなどタカ派的な内容となれば、相場とって更なる攪乱要因となるため、一部投資家が先行して株式などのリスク資産を落とす可能性があり、注意が必要です。

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