1月効果 堀古さんの注目は?
2021年12月28日(火)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
1月効果 堀古さんの注目は?
1月効果は一言で言えば、12月に集中する節税対策の反動です。
12月に節税対策の売りの対象となるのは含み損の出ていた株式で、簡単に言えば、去年どうしようもなかった株式ほど1月には意味もなく上がる傾向があります。
売るなら12月中にも売っているはずですので、1月には売りがなくなっている可能性が高いからです。
一つは中国インターネット関連です。
中国インターネット関連で構成されたETFは2月に高値を付けてから60%以上も下落しています。
今後もチャイナリスクは伴うですけれども、1月相場ではこのような株式ほど買われる傾向が強いです。
二つ目は不調なIPOやSPAC関連銘柄です。
今年はIPOやSPACが流行りましたけれども、いずれも年後半にかけては惨憺たるパフォーマンスとなりました。
おそらく投資家は中身をよく見て投資しておらず、だからこそ節税対策として躊躇なく手放す有力候補だったと思います。
1月はその逆の動きが出る可能性が高いとみています。
三つめは中小型株です。
これは毎年言えることですけれども、12月は出来高が減少する関係で、節税対策の売りによって中小型株の下落がより大きくなる傾向があります。
特に今年は年末にかけて中小型株のパフォーマンスが大型株に比べて大きく劣る展開となりましたので、1月効果が出やすいと考えています。
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