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アメリカ 住宅市場の見通し

2021年12月21日(火)Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 𠮷田拡司さん

アメリカ 住宅市場の見通し
連邦住宅抵当公社、ファニーメイは2022年末の新築住宅価格が足元8%上昇すると見込む一方、抵当銀行協会、MBAは3%下落するとしており、真逆の見通しが示されています。
このように見通しが分かれる背景にはFRBが金融政策を引き締める中で、住宅ローン金利がどの程度上昇するか見通すのが難しくなっていることがありそうです。
住宅ローンの30年固定金利は現在、3.1%程度です。
ファニーメイが来年末の30年固定金利を3.4%と見込み、小幅な上昇に留まるとする一方、MBAは4%まで上昇するとしています。
直近の新築住宅価格の中央値は40万ドル弱、およそ4500万円です。
40万ドルの住宅を購入するため、30年固定金利でローンを組んだ場合、月々の支払額の差は1万5000円程度、支払総額では550万円以上の違いが出ていきます。
しかし、仮に住宅ローン金利がMBAが予想した通り高めの水準になったとしても、来年の住宅需要は強いと見ています。
テレワークの浸透でミレニアル世代の住宅購入が勢いを増す中、アメリカの住宅市場は長期的な供給不足に陥っているからです。
ある調査によると、この20年間で550万戸が不足しています。
また、11月のアパートメントの稼働率は97.5%と過去最高を記録、賃貸市場の需給ひっ迫も購入の押し上げに寄与しそうです。

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