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アメリカ 来年の物価動向は?

2021年12月9日(木)Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 荻原裕司さん

アメリカ 来年の物価動向は?
CPI、消費者物価指数は年明けは前年比6%前後の高水準が継続しそうですが、その後は徐々に低下し、2022年末にかけて2-3%台の伸び率になると想定しています。
今年のCPIの伸び率はⅠ-2月は2%を下回っていましたが、5月以降は5%以上となりました。
来年のCPIはこのような動きの反動を受けることになりますので、来年初めは1年前の伸び率が小さかった分、上昇しやすく、年後半は低くなりやすいと考えられます。
CPIのおよそ3割を占める住居費の上昇が続く見込みです。
足元、住宅価格の伸びは鈍化していますが、住居費は実際の価格と比べて遅れて上昇する傾向があり、来年前半のインフレの主な要因になりそうです。
ただ、足もとでは資源価格の上昇が一服したり、サプライチェーン問題も解決し始めているので、住居費以外の項目は今年のような大幅な上昇は起こりづらいと考えます。
また、アジア時間9日発表の中国の生産者物価指数の伸びが減速すると予想されていることから、アメリカのCPIの伸び率は今週末に発表される11月分がピークになる可能性も出てきています。
株式相場もインフレの落ち着きが確認できれば、今年、コスト高に苦しんだ消費財メーカーなどを中心に堅調に推移すると考えています。
また、企業は株主還元にも今年以上に積極的になると考えてられるため、配当や自社株買いにも注目が集まると考えています。

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