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来年も株高は続く?

2021年12月15日(水)Newsモーニングサテライト

マキシム・グループ 久野誠太郎さん

来年も株高は続く?
来年も好調なアメリカ経済が相場を牽引すると見ています。
FRBが発表した家計の純資産高は9月末時点で144兆ドルと過去最高を記録、家計のバランスシートが良好であることが示されました。
こうしたことからインフレが加速する中でも、力強い個人消費が続きそうです。
また、直近11月の雇用統計では失業率や労働参加率が改善、今後も雇用市場の回復が継続することが期待されています。
中でも支えとなりそうなのは企業の利益成長への期待です。
S&P500は4月以降、13%ほど上昇していますが、ゴールドマンサックスの調べでは上昇の約半分はマイクロソフト、アップル、エヌビディア、テスラ、アルファベットの大型5銘柄だけで押し上げました。
こうした銘柄は成長株の中でも着実に利益を生む企業として評価されており、引き続き相場を牽引していくことが期待されています。
アップルは今年に入っておよそ3割、マイクロソフトは5割以上上昇しました。
特にアップルは来年にもサプライチェーンの改善が見込まれるほか、5G対応iPhoneへの買い替えサイクルの加速などが業績を牽引しそうです。
さらにAR、拡張現実ヘッドセットなど新製品を発表するかの期待が高まっています。
その一方で、米中関係の悪化など地政学リスクは懸念されますが、力強いキャッシュフローを生み出しており、自社株買いや配当による株主還元策が持続されることで、ディフェンシブな局面で株価を下支えすることになりそうです。

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