半導体市場の先行きは？

2022年1月14日(金)Ｎｅｗｓモーニングサテライト

大和証券ＣＭアメリカ　シュナイダー恵子さん

半導体市場の先行きは？
過去5年で世界の半導体市場を取り巻く環境は大きく変化し、需要が増え続けています。
今後5年でこうした傾向はさらに加速すると見ています。
世界を変えるイノベーションとして自動運転、メタバース、ＡＩなどが注目されていますが、これらすべてが膨大なデータ分析を必要とします。
しかし、データ分析を支えるデータセンターは今ある数では全く足りず、今後、加速度的に増加すると予想されます。
そして、そこに使われる半導体も非常に高度なものに変わっていき、専門分野で勝ち進んでいく企業が絞られていきます。
主要な半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数は最高値圏にありますが、ＥＰＳ、つまり利益成長に比例した株価上昇が続いていることから、バブルではないと言うことができます。
半導体は少し前まではスマートフォンやＰＣの需給の波で業績が左右されるシクリカル銘柄として成長性が低く見積もられていましたが、今後はＩTインフラの主役として評価が高まり、株価に将来の価値が織り込まれていくと思われます。
市場の評価という意味で過渡期の今、半導体銘柄が金利や市場の波で下げる場面があれば、投資の好機ととらえています。