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ハイテク株の今後は?

2022年1月7日(金)Newsモーニングサテライト

米国みずほ証券 兼松渉さん

ハイテク株の今後は?
こうした企業の中には赤字であっても将来、売上高が爆発的に伸びるとの期待から買いが集まり、PERに割高感が強いものがありました。
しかし、金融引き締め局面に向けて、それらのバリエーションを見直す動きが加速しています。
特にハイテクの中でもフィンテックなどイノベーション関連銘柄の株価がリメイクされています。
また、これまでは緩和的な金融政策により儲かっていない企業や赤字企業も低金利で資金が調達でき、何とか生き延びることが可能でした。
しかし、今後は資金調達コストもあがるため、こういった企業が苦戦を強いられる可能性もあります。
資金調達が困難になる企業が出てくる分、逆に資金力のあるハイテク大手は有利になります。
市場シェアを奪いに行くと予想します。
また、ハイテク大手は中でもDX、デジタルトランスフォーメーションの波に乗り、設備投資をする一方で、積極的にコストを削減してきました。
無駄が少ない筋肉質な収益構造となったことで、新型コロナへの対応力を強化し、市場シェアを拡大することが可能になったと考えています。
実際のところ新型コロナの変異株に対する警戒感や金融政策の先行き不透明感が強い中で、実績があり、手元資金が豊富なアップルなどのハイテク大手を逃避的な資金の受け皿として見る向きが強まっています。
2021年のアメリカの株式市場の上昇を牽引したのはこういったハイテク大手であり、いまやフェイスブックから社名を変えたメタ、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットの時価総額の合計はS&P500指数を構成する企業全体の約4分の1を占めています。
今後、金融引き締め局面を迎える中では健全なハイテク大手の優位性が高まり、これらの株価のアウトパフォームは続くと予想しています。

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