MSのゲーム大手買収を分析
2022年1月21日(金)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
MSのゲーム大手買収を分析
マイクロソフトは18日、世界的なゲーム会社として知られるアクティビジョンブリザードを買収すると発表し、株価の支えとなっています。
マイクロソフトの株価はこれまで大きく上昇してきたこともあり、FRBにより金融引き締め懸念が強まる中、特に軟調に推移しました。
去年11月の上場来高値から直近安値までの下落率は11%に達し、S&P500指数に対してアンダーパフォームしています。
本日は下落しましたが、来週25日の引け後には決算を発表します。
内容次第では株価の反発基調となることも期待できそうです。
マイクロソフトによるゲーム会社の買収は今回が初めてではありません。
さらにアクティビジョンの買収が完了すれば、ゲーム事業の売上高は世界3位になる見通しです。
こうしたことから買収完了は難しいのではないかとの意見も出ています。
しかし、買収が承認されれば、今後に向けての好材料となります。
アクティビジョンには月4億人近いユーザーがおり、安定した収益の増加が見込まれるためです。
また、仮想空間メタバースの普及を見据え、アクティビジョンの人気ソフトや人材を取り込むことができます。
2021年のアメリカのモバイルゲームの利用時間は前の年から1.2%増加、経済再開で巣ごもり需要が後退する中でも増加傾向を維持しました。
世界のゲーム人口はおよそ30億人ですので、ユーザーの拡大余地は大きいと言えます。
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