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エネルギー株の上昇余地は

2022年1月28日(金)Newsモーニングサテライト

野村グループ 草田裕紀さん

パウエルプットある?
FRBの現在の主な目標は高インフレの定着を回避するべく、今後数か月間で金融政策の正常化を推進することだとみられています。
ですので、緩和姿勢を示し、株式相場を支える、いわゆるパウエルプットはしばらく期待しなくていいでしょう。
野村グループの作成している金融環境指数は金融環境が緩和的か引き締まっているかを示すものですが、1月にやや低下しています。
引き締め方向に動いており、景気の支援効果が弱まったことを示唆しているものの、全体としてはまだ緩和的です。
また、FRBが株価よりも重視する傾向が強いとされる社債スプレッド、国債との利回りの差にも注目しています。
リスク資産への需要が後退すると、社債の利回りが上昇することから、社債スプレッドも水準を切り上げる傾向があります。
実際に足元ではやや上昇しているものの、長期で見れば、まだまだ小幅な上昇にとどまっています。

エネルギー株の上昇余地は
コロナ後に想定される需要増加や世界的なインフレを背景に原油価格は高止まりしており、エネルギーセクターはすでに大きく買われています。
昨年はS&P500指数に対して20%以上アウトパフォームしました。
ただ、2017年から2020年の間、累計で110%程度と大きくアンダーパフォームしていたことを考えれば、反発は始まったばかりとみることもできます。
また、バリュー株主導の反発は数カ月しか続かない傾向が多かっただけに、投資家はこうしたバリュー株へのリバランスを躊躇している可能性があります。
金融引き締めの見通しがある程度立つまではエネルギーセクターなどが投資先として選好される相場が続くと考えています。
原油産出国であるブラジルなどの株価指数は年初来で上昇しており、投資妙味が出てきていると考えています。

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