太陽光発電銘柄が軟調
2022年1月13日(木)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 𠮷田拡司さん
太陽光発電銘柄が軟調
太陽光発電関連で、関連銘柄を集めたETF、上場投資信託は去年11月の高値から30%程度下落、複数の政策見通しの不透明感が漂っていることが売りの大きな要因になっています。
一つは太陽光発電設備への投資に対する税控除の延長など様々な気候変動対策を含むバイデン政権のビルドバックベター法案の成立が一部の民主党議員の反対により遅れていることです。
もう一つはソーラーパネルの普及が進むカリフォルニア州で、太陽光発電による余剰電力の買取価格を引き下げることなどが検討されており、今月末にも改正案が可決される可能性がることです。
短期的には軟調推移となりそうです。
ほかのセクター同様、今後のFRBによる金融引き締めやサプライチェーン問題、原材料価格の上昇など複数の懸念事項が足元で燻っているからです。
ただ、長期的に見れば、現在は買い場となりそうです。
ビルドバックベター法案の遅れやカリフォルニア州の改正案はすでに株価には織り込まれているうえ、太陽光などクリーンエネルギーへの世界的なシフトは始まったばかりで、長期的な需要拡大トレンドは不変です。
加えて災害などで大停電となる脆弱な送電網や継続的な電力価格の上昇がは引き続き太陽光発電の普及を後押しすると見ています。
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