銀行決算から見る米経済
2022年2月25日(金)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
銀行決算から見る米経済
銀行の決算がアメリカ経済の力強さを示していることから、景気に対する足元の悲観は行き過ぎと考えます。
大手商業銀行であるJPモルガンチェース、バンクオブアメリカ、シティ、ウェルズファーゴの10-12月期の決算では純金利収入の回復基調が鮮明で、期末の貸出残高は6四半期ぶりにプラスに転じました。
経済の正常化とともに貸出の伸びが本格化しています。
中でもJPモルガンチェースとバンクオブアメリカの貸出額の伸びは過去最高水準に近く、バンカメは法人向け融資が8%伸びています。
足元の信用状況は極めて良好です。
融資を回収できないと上昇する貸倒償却率は過去最低レベルで推移しているほか、延滞率の悪化は見られていません。
また、預金残高は拡大基調が続き、JPモルガンとバンカメは1年前から15%増となっています。
デジタルサービスの拡充や新たな地域での新規出店が預金シェア獲得につながっており、金融引き締めの環境下でも預金成長を維持できるとしています。
経済は順調に回復しているので、過度な悲観は無用だと思います。
« 防犯カメラ 進む捜査活用 | トップページ | モペット違法運転横行 »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント