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フリーキャッシュフロー利回りに注目

2022年2月18日(金)Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 荻原裕司さん

アメリカ ETFの資金動向に注目
S&P500に連動するSPDR S&P500 ETFは昨年の資金流入ランキングでは米国ETFの中で3位でしたが、金融引き締め観測が強まる中、資金の流出傾向が強まり、1月の流出額は過去最大となりました。
さらにナスダック100に連動するインベスコQQQトラストシリーズ1も1月はITバブル崩壊以来の大規模な資金流出に見舞われました。
一方で、景気敏感株を含むバリュー株ETFや高配当株ETFを買う動きが広がっているほか、フリーキャッシュフロー利回りが高い企業に投資するETFへの資金流入が目立っています。

フリーキャッシュフロー利回りに注目
フリーキャッシュフロー利回りは1株当たりのフリーキャッシュフローを株価で割った値です。
この値が大きいほど株主還元や成長投資に資金を振り分ける余裕が大きいと考えられます。
投資をする上で配当利回りも注目される指標ですが、配当利回りが高い企業には負債が大きい企業も多く含まれます。
負債が大きい企業は足元の金利上昇で、借り換えコストが上昇し、低金利の時ほど株主還元に積極的ではなくなる可能性がありますので、金利上昇局面ではフリーキャッシュフロー利回りに注目する方が望ましいと考えます。
フリーキャッシュフロー利回りがS&P500の平均より高い企業としてはヘルスケアのブリストルマイヤーズやエネルギーのエクソンモービル、穀物大手のアーチャーダニエルズなどそれぞれの市場を代表する企業が中心となっています。
不安定な相場環境ではこうしたこれらのお金を生み出す力の強い企業に注目が集まるり続けると考えています。

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