アメリカ エネルギー政策 評価は?
2022年3月18日(金)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
原油急落の背景は?
急落の背景は世界最大の原油輸入国である中国のロックダウンによる需要減やインドのロシア産原油購入観測など需要サイドの要因が大きいようです。
また、商品市場の異常な値動きでマージンコール、追加証拠金の差し入れ請求が多発し、原油取引のマージンも引き上げられたことで、投機マネーが一旦引いたとの見方もあり、供給面の改善はまだ期待の段階です。
アメリカ エネルギー政策 評価は?
ギャラップ社が1月に行った世論調査によるとバイデン政権のエネルギー政策への支持率が去年の40%台から27%に急落しています。
さらにウクライナ侵攻後のガソリン価格急騰で、世論は脱炭素、環境政策が国内の油田開発を抑制し、エネルギー需給を悪化させたと原油増産の再考を促す方向に傾いています。
また、2019年以降急増したESGファンドへの資金流入の落ち込みも世論の変化を示しているようです。
クリーンエネルギーは理想ですが、時間がかかり、ガソリン供給に即効性があるのはすでにある油田を掘ることです。
中間選挙に向けてエネルギー政策が争点になることは確実で、バイデン政権が柔軟にエネルギー政策を修正できるのか、ガソリン価格を下げる具体策は何か、景気にとっても株式市場にとってもカギとなりそうです。
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