いま選ぶべきEV銘柄は?
2022年3月8日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
ウクライナ 自動車への影響は
自動車業界はガソリン価格上昇、部品の供給制約、原材料価格上昇とトリプルパンチで、2月の新車販売台数は前年比12.5%減となっています。
さらに深刻なのはヨーロッパの自動車需要で、ガソリン高騰やガソリン供給不足が重なり、EV、電気自動車へのシフトが加速するとみられます。
しかし、大手自動車メーカーにとって利益への寄与度が高いガソリン車の需要が落ち込むため、事業ポートフォリオに占めるEV比率を拡大するための投資ペースが鈍化する可能があります。
いま選ぶべきEV銘柄は?
昨年上場した新興EVメーカーは苦戦しています。
ルーシッドグループは先月、半導体不足を理由に今年の生産計画を2万台から最大4割下方修正しました。
また、リビアンオートモーティブは先週、コスト増を理由に販売価格を最大20%引き上げると発表し、予約キャンセルが相次ぎました。
そんな中、大和ではテスラの投資判断を中立から買いに引き上げています。
ウクライナ情勢が深刻化する中で、業界内での競争優位が高まるという理由です。
テスラは上海工場の年間生産能力を100万台に向けて拡大中と報じられていて、実現すれば、ヨーロッパにより多くのEVを輸出することができます。
コロナ禍で半導体不足を上手く乗り切った実績もあり、今年の納車台数は前年比50%増の140万台と予想しています。
また、ベルリン工場とテキサス工場が稼働すれば、いずれ生産能力が100万台追加されると見ています。
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