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アメリカ 地銀に再編の動き

2022年3月3日(木)Newsモーニングサテライト

マキシム・グループ 久野誠太郎さん

アメリカ 地銀に再編の動き
今週初めにカナダのトロント・ドミニオン銀行がアメリカのファーストホライゾンを買収すると発表しました。
トロント・ドミニオンは南部テネシー州を中心に12の州で銀行業などを展開するファーストホライゾンを買収することで、アメリカ南東部でのプレゼンスを拡大することになり、資産規模ではアメリカで6位の銀行となります。
また、昨年9月にアメリカのUSバンコープがユニオンバンクを、12月にはカナダのBMOフィナンシャル・グループがバンクオブウエストを買収、また、去年2月にアメリカのM&Tバンクはピープルズユナイテッドを買収すると発表しました。
アメリカの銀行は金融危機に対応するためのコンプライアンス費用などに加えて、テクノロジー投資への負担が増しています。
デジタル化の進展により、顧客層が変化してきており、デジタルサービスへの需要が高まって来ているためです。
そのためM&Aで規模を拡大することで、コスト負担を軽減する狙いがありそうです。
足もとではフィンテック企業のソーファイテクノロジーズがカリフォルニア州拠点のゴールデンパシフィックバンコープを買収し、銀行免許を取得しました。
電子決済サービスのブロックは1年前に子会社を通じて銀行業に参入しています。
伝統的な銀行はフィンテック企業との競争に直面しており、今後も地銀を中心にフィンテック企業を巻き込んだ再編の動きが加速する見込みです。

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