アメリカ 自社株買いが活発に
2022年3月15日(火)Newsモーニングサテライト
米国みずほ証券 川尻賢弥さん
アメリカ 自社株買いが活発に
複合企業のGE、ゼネラルエレクトリックは6日、取締役会が最大30万ドル、3500億円規模の自社株買いを承認したと発表しました。
さらにアマゾンドットコムは9日、取締役会が株式分割と同時に最大100億ドル、およそ1兆1800億円の規模の自社株買いを承認したほか、半導体製造装置のアプライドマテリアルズの取締役会も11日、新たに60億ドル規模、およそ7000億円の自社株買いを承認しました。
ウクライナ情勢やサプライチェーンの問題などを受けて短期的に慎重な業績見通しを示す企業も出ています。
しかし、自社株買いを含んだ株主還元は業績ガイダンスのように目標達成の期日をはっきりと示す必要がありません。
こうしたことから足元の動きは自社の業績に対しての長期的な安定感を示唆するものと言えます。
例えば、アマゾンはこれまで人件費などのコストが業績の重石となってきました。
しかし、大規模な自社株買いに踏み切れたということは利益を生み出すことにフォーカスしていけるようになったことの現れと捕らえることもできそうです。
足元で株価は大きく下落していますが、自社株買いが活発であることは長期的に今後の株価に対する前向きな兆候と捕らえる投資家も出てきそうです。
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