アメリカ 小売りの動向は
2022年3月22日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
アメリカ 小売りの動向は
2月の小売売上高は前月比0.3%増で、1月の4.9%増からの反動が見られます。
ただ、前年同月比では17.6%増、コロナ前の2019年比では30%以上高い水準です。
小売りを取り巻く環境をまとめると直近1月時点で小売価格は前年同月比10.6%上昇、そして、2月のガソリン価格は40.6%と大きく値上がりしました。
このようにインフレは進んでいますが、一方でよい兆しもあります。
1月の小売在庫は自動車の除くベースで前年同月比15.1%増とサプライチェーンの制約による在庫不足が改善しています。
そして、直近データでは12月の雇用所得は9.3%増、特に自営業者の所得が12.4%増と景気回復の恩恵が鮮明です。
15日に全米小売業協会は発表した2022年の小売りの売上高予想は自動車、ガソリン、飲食店を除くベースで前年比6-8%増、ネット通販は11-13%増と好調な消費を予想しています。
労働市場の強さ、賃金上昇、消費者のバランスシートが健全なことをサポート要因とみているようです。
先週、デルタ航空がⅠ-3月期の売上高見通しを上方修正するなどエアライン各社が揃って業績見通しを引き上げ、市場を驚かせました。
消費者の旅行に対するペントアップ、繰越需要が非常に強く、燃料高騰で値上げをしても、予約でいっぱいだそうです。
消費に対する過度な悲観は不要かもしれません。
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