アメリカ クリーンエネルギー転換急ぐ
2022年3月16日(水)Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 武井章浩さん
アメリカ クリーンエネルギー転換急ぐ
バイデン政権は先月、クリーンエネルギー産業のサプライチェーンを構築するために60以上の施策を打ち出しました。
また、クリーンエネルギーのインフラ投資として600億ドル以上を投入する計画も示しました。
こうした中、インフラ関連銘柄の株価が最近、特に堅調に推移し始めています。
例えば、クアンタサービシーズはこの1ヵ月で、23%余り上昇しています。
この会社はエネルギー企業に対して設備の設計、建設など様々なエンジニアリングサービスを提供しています。
去年10月にはクリーンエネルギー設備の建設を手掛ける企業の買収を完了させており、収益に貢献するとみられています。
また、クリーンエネルギーにおけるインフラ事業の老舗とも言われているのはマステックです。
原油などパイプライン事業が不調で、年初から株価は軟調ですが、今月に入り回復の兆しも見えています。
クリーンエネルギー設備の建設といったインフラプロジェクトは数年から数十年単位で進められる長期的なものであるため、足もと資源価格の高騰がプロジェクトの利益に与える影響は大きくないと言えそうです。
また、資源相場では投機的な動きも落ち着きつつあり、価格には一服感も出ています。
風力や太陽光などクリーンエネルギーのインフラに関わる銘柄は原油価格の高騰や地球温暖化対策を掲げるバイデン政権の支援も加わり、今後の成長が期待されています。
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