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決算見通し 過度に悲観的?

2022年4月12日(火)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

決算見通し 過度に悲観的?
S&P500の増益率予想は前年比で5.5%増と4四半期続いた2ケタ増益から失速する見込みです。
一方で、増益率の実績値と決算直前の予想値などの相関係数を基に計算すると今回の増益率は前年比で13%増程度で着地すると推定され、現在の予想は過度に悲観的という見方もあります。
さらに現時点でS&P500構成企業のうち、増益見通しを下方修正した企業は42社と2年ぶりの高水準です。
期待値のハードルが大きく低下しており、決算後に見直し買いが入る可能性が高そうです。
金融の短期的には事業環境はよくありません。
1-3月期はマーケット急変による評価損やデリバティブによる損失が懸念され、さらにM&Aや株式、債券の新規発行の先送りに伴い、投資銀行部門も影響を受けそうです。
通常以上に業績変動リスクが高い決算期と言えます。
商業銀行大手の貸出金、ローン残高と預金残高が伸び続けていることです。
前者は企業の資金需要が強く、かつ銀行側の貸出態度が悪化していないことを示唆しています。
さらに預金残高の増加は個人消費を下支えします。
足元では長短金利の逆転を理由に景気後退が懸念されていますが、銀行のデータから見ると、貸出需要と消費は堅調のため、かつ消費者と企業のバランスシートは極めて健全です。
そして、このことは金融機関の中長期的な業績動向にとっても追い風と言えます。

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