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アメリカ ビザ決算 消費動向は

2022年4月28日(木)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん

アメリカ ビザ決算 消費動向は
ビザの1-3月期決算は1年前から売上高が25.5%増、純利益は20.5%増といずれも市場予想を上回る好決算でした。
中でも国境をまたいだ取引の回復が顕著で、ヨーロッパ内を除く旅行関連のクロスボーダー取扱高はコロナ前の2019年と比べて1月はマイナス29%でしたが、3月にはマイナス6%まで回復しています。
為替も追い風となり、国際取引手数料が大きく上振れました。
経営陣は9月末までにクロスボーダー取引高がコロナ前の水準に回復するとして、通期の売上高見通しを引き上げています。
経済再開と決済のデジタル化を背景にアメリカでのカード取扱高の伸び率はコロナ前に比べて44%増と成長加速が続いています。
決算説明会ではインフレの悪影響は見られないとしており、所得の高い層が消費を牽引しているようです。
前の年との比較ではオミクロン株の終息に伴い、実店舗での決済が17%増と好調な一方、前年のハードルが高いEコマース決済は10%増と減速感が見られます。
今後の業績見通しは良好で、アメリカへの外国人観光客がコロナ前と比べて30%減、アジアは外国人観光客と海外旅行に行く人の割合が60%減と回復余地が大きく、旅行需要回復を背景に今後も堅調な決算が続きそうです。

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