アメリカ 関心高まる原子力発電
2022年4月20日(水)Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 武井章浩さん
電力会社 堅調の背景は
主要な電力会社で構成されるダウ公共株15種指数は今年に入り7%以上上昇しており、アメリカの主要銘柄で構成されるS&P500が低迷する中、その差が際立っています。
ロシアのウクライナ侵攻により世界情勢が不透明になる中、投資家はグローバルで事業を展開するリスクの高い銘柄を売る代わりに、高い配当が安定的に期待でき、収益の中心がアメリカ国内のセクターに投資をシフトしています。
アメリカ 関心高まる原子力発電
バイデン政権はクリーンエネルギーのサプライチェーンの強化を目指しており、次世代原子炉の開発などに25億ドル投資する方針を明らかにしています。
先進的で安全な原子炉を国内外で建設し、クリーンエネルギーの技術を簡単に利用できない地域でも脱炭素化が進むようにアメリカが世界でリーダーシップを発揮することを目指しています。
世界最大の原子力発電国であるアメリカではこの20年間、原子力発電の発電量は横ばいで推移していますが、今年、ジョージア州で30年以上ぶりに新しい原子力発電所で原発2基を稼働する予定です。
この発電所を運営するのがサザンカンパニーズで脱炭素化で後れを取ってきましたが、排出量の削減に貢献すると見ています。
その一方、再生可能エネルギーの最大手ネクステラエナジーの株価は低迷しています。
株価が同業と比べ割高であることと金利が上昇する中、多額の変動金利の債務を抱えておりことは理由とみられます。
コスト削減と同時に技術革新ができるかどうかが魅力的な電力会社を見極めるポイントだと市場関係者は指摘しています。
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