フランチャイズ化に注目
2022年5月12日(木)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
フランチャイズ化に注目
フランチャイズ化によって経営の効率化を進めてきた企業がインフレの逆風をうまく乗り切っています。
例えば、マクドナルドの1-3月期の決算では人件費や原材料コストが負担となり、直営店の営業利益率は14.9%でしたが、フランチャイズ店の営業利益率は82.1%と物価上昇局面でも業績の安定化に貢献しています。
事業再編によりマクドナルドはフランチャイズ比率を93%まで高めています。
コカ・コーラの株価もこの相場で上昇しています。
コカ・コーラは2014年に製造、物流、販売をボトリング事業としてフランチャイズ化しているため、人件費やアルミ価格、輸送費などの高騰はフランチャイズ側のボトラーが負担しています。
これによりコカ・コーラはブランド戦略や新製品開発など主要な事業に集中することができます。
また、ホテル最大手のマリオットもフランチャイズ経営をすることで、1-3月期の決算は1株利益が12.5倍となり、経済正常化の波に乗っています。
旅行、レジャーなどのコト消費は2年半の行動制限の反動で、非常に需要が強く、今後もフランチャイズ化してコスト増加の影響が少ない身軽な企業が恩恵を受けそうです。
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