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アメリカ 住宅ローン金利上昇 影響は

2022年5月19日(木)Newsモーニングサテライト

マキシム・グループ 久野誠太郎さん

アメリカ 住宅価格抑制へ支援
バイデン政権は16日、今後5年間で住宅不足の解消を目指すとしています。
連邦政府が低所得者や中所得者に対し、資金面で支援し、住宅の供給を増やす計画です。
歴史的な低金利政策を追い風にサプライチェーンの混乱も重なって、住宅の需給はひっ迫しており、住宅価格は前年比20%近い上昇が続いています。

アメリカ 住宅ローン金利上昇 影響は
全米不動産業協会によると、住宅の購入のしやすさを示すアフォーダビリティ指数は最近の金利上昇を受けて、低下傾向にあります。
3月は124.0と1年前の175.2から大きく下がり、2007年10月以来14年5カ月ぶりの低水準でした。
指数が低下した主な要因はローン金利の上昇によって月々の支払い負担が増加したためです。
また、本日発表された住宅ローンの30年物固定金利は5.49%と、こちらも1年前の3.15%から急激に上昇しています。
中古一戸建ての販売価格の中央値を基に計算すると、購入した人の月々の負担額は1年前から600ドル近く増加しています。
アフォーダビリティ指数の低下は住宅の需給ひっ迫の緩和を示唆していて、高騰が続いていた住宅価格の上昇ペースは今後、減速していくことが予想されます。
ただ、需給面での下支えと堅調な労働市場により、住宅市場が後退するような局面には至らないと考えます。

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