ナスダックの見通し
2022年5月13日(金)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
ナスダックの見通し
こういう時こそ短期の上下に振り回されることなく、ナスダックの性質とファンダメンタルズを見直すべきだと思います。
ナスダックはダウやS&P500指数に比べて、成長率が高い市場です。
主要なハイテク株で構成されるナスダック100指数と構成銘柄の1株利益の推移を見ると、利益成長に伴ってナスダック100指数が上昇していることがわかります。
過去20年の利益成長率は平均で15.7%です。
株価収益倍率が一定で、今後もこのペースの利益成長が続くという前提では30%下落というのは2年もあれば取り戻せることになります。
2020年3月以来、右肩上がりの相場が続いて、短期的にも大きな下落はなかったけれども、そもそも株式というのは超長期の証券です。
今回は久しぶりに大きく下落しましたけれども、それでも長期の投資は報われると思います。
皮肉にも今回下落が大きかったことがまさに成長率が高いという証なんですね。
成長率が高いということは相対的に将来のキャッシュフローが大きいということです。
株価というのは将来のキャッシュフローを現在価値に引き直した合計ですので、金利が上昇すると、将来のキャッシュフローが小さく計算されてしまいます。
ただ、実際には現在の価値が小さく算出されるだけで、将来の価値が減るという話ではありません。
要するに長期で持っていれば、いずれその将来の価値になりますので、やはり成長率の投資ほど長期で考えるべきだと思います。
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