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土壌浸食どう防ぐ?

2022年6月8日(水)Newsモーニングサテライト

岡三証券NY 𠮷田拡司さん

世界で土壌浸食が問題に
私たちが口にする食べ物の大半は土壌、つまり土に由来するとされていますが、世界ではその土壌が雨や風などの影響で流出してしまう土壌浸食が深刻になっています。
例えば、穀倉地帯として知られるアメリカ中西部では農務省が持続可能と推定する2倍近くのスピードで土壌の浸食が進んでいるとの研究もあります。
国連は2050年までに世界の作物収穫量は最大10%が土壌浸食によって減少する可能性があるとして警鐘を鳴らしています。

土壌浸食どう防ぐ?
農業では作物が根を伸ばしやすくするために土地を耕すことが一般的に行われますが、実はこれが土壌浸食の大きな要因になっています。
そこでアメリカの農務省は土地を耕さない不耕起栽培という方法を推奨しています。
不耕起栽培は土地を耕す作業自体を省略できるため、長期的には燃料費や人件費を大きく削減できるメリットがあります。
もちろん栽培方法の切り替えには新たな資金が必要となるため、現状アメリカでは不耕起栽培を取り入れている耕作地は全体の21%にとどまっています。
ただ、足元の燃料費、人件費の高騰やESG投資への高まりを考えれば、今後、一段と浸透していく可能性がありそうです。
アメリカの食品大手ペプシコやゼネラルミルズは環境問題への対応の一環として、契約している農家に不耕起栽培を推奨しています。
これらの取り組みがESGの観点から評価されるか注目しています。

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