アメリカ 止まらぬ所得格差 影響は
2022年6月17日(金)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
アメリカ 止まらぬ所得格差 影響は
アメリカの家計を5つのグループに分けた時の平均所得の統計は3年に1度の更新で、最新のデータは2019年のものです。
上位20%の平均所得は25万4000ドルと日本円でおよそ3400万円です。
10年前と比べて24.7%増えています。
一方で下位20%の平均所得は10年前と比べて10.8%の増加にとどまっています。
5月の消費者物価指数では食品価格が1年前から10.1%上昇。
電気代は12%のプラスで、ガソリンも高騰しています。
低所得者の中には民主党の重要な支持基盤であるラテン系アメリカ人が多いため、足元の物価高騰でバイデン大統領の支持率は去年5月時点の55%から26%に急落しています。
アメリカの消費は富裕層次第なのですが、物価上昇の直接的な影響というより、心理的な影響が大きいと思います。
ガソリンが安い時代が長かったことから、大型SUVの人気が続いたため、満タンにすると100ドル、およそ1万3000円を楽に超えると悲鳴が聞かれます。
また、富裕層ほど株式を保有しているため株安も消費意欲を冷やしそうです。
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