半導体株下落 持ち直しの兆し
2022年6月7日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 矢澤賢さん
半導体株下落 持ち直しの兆し
主要な半導体関連銘柄で構成するSOX指数は3日時点で年初来22.4%のマイナスとなっています。
調整した理由は三つあります。
一つは供給懸念がウクライナ侵攻や上海の年封鎖によって増幅したこと。
二つ目は中国で消費者向け製品の需要鈍化が指摘されたこと。
そして、金利上昇に伴うPER、株価収益率の調整です。
ただ、SOX指数の12カ月先の予想PERは過去10年平均を下回っており、PERの調整はおおむね完了したと見ています。
投資銀行のアナリストは3日、需要鈍化を懸念し、マイクロンテクノロジーの投資判断を引き下げたこともあり、SOX指数を構成する銘柄は全面安となりました。
ただ、この反応はやや行き過ぎだと考えています。
なぜなら上海市の都市封鎖解除で、需要の回復や供給懸念の緩和が期待されるためです。
エヌビディアとAMD、クアルコムに注目しています。
エヌビディアやAMDはデータセンターへの投資が業績を支えています。
クアルコムは高価格帯スマホに注力しており、需要鈍化の影響を受けにくいとみられます。
この3社は消費者向け製品も提供しているため、年初来でSOX指数以上の下落率となりました。
その分反発余地も大きいと期待されます。
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