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景気後退で注目の銘柄

2022年6月29日(水)Newsモーニングサテライト

東海東京証券アメリカ 武井章浩さん

景気後退で注目の銘柄
意外とも思えますが、景気後退の可能性がるときに敬遠される傾向のある資本財セクター銘柄への関心が見られます。
その一つがダウ構成銘柄である機械大手のハネウェルインターナショナルです。
このところ配当を毎年増額してきており、現時点では配当利回りが2%を超えていることが魅力的との声が上がっています。
アメリカ企業の多くがサプライチェーンの混乱を受けている中、ハネウェルの1-3月期の調整後利益は市場予想を上回り、通期の見通しも引き上げました。
アメリカの製造活動は現在、パンデミックを乗り越え、回復してきています。
ハネウェルの業績は今後、堅調に推移すると市場は予想しています。
中長期的な対策としてスマートファクトリーの取り組み、つまり製造プロセスにデジタル技術を導入して、効率化を支援する企業に注目が集まっています。
ハネウェルの競合でもある自動制御機器のロックウェルオートメーションは昨年12月にその期待を背景に株価が過去最高値を付けました。
しかし、部品不足などを背景に業績が悪化し、それから4割以上下落しています。
まだリセッションは浅く短く終わるとの見方もあり、2023年に向けてアメリカの製造業は堅調な成長が期待されています。
ロックウェルの業績も改善に向かうと市場では予想されており、注目しています。

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