医薬品業界が景気後退に強い?
2022年7月8日(金)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
医薬品業界が景気後退に強い?
医薬品は景気減速やインフレの影響を受けにくく、リセッション耐性が強いセクターです。
また、今年後半には大きなイベント、中間選挙を控え、共和党の巻き返しが予想されます。
民主党が掲げる薬価引き下げは実現困難とみられ、株価にとって追い風です。
そして、過去2年はコロナ禍で医療のリソースがコロナ対策に集中した反動もあり、医療の正常化は業績の押し上げ要因です。
2030年までの売上成長が業界トップと予想されるイーライリリーの株価は過去最高値圏にあります。
糖尿病や肥満治療薬の開発が順調に進んでいるほか、先月は円形脱毛症の経口治療薬がアメリカのFDA、食品医薬品局に承認されました。
この病気はアカデミー賞授賞式で俳優のウィルスミス氏が病気を患った妻を侮辱され、司会者を殴ったことでも社会的に認知度が高まっています。
また、メルクは主力のがん治療薬、キイトルーダの製品改良が業績のドライバーです。
特に外来のがん患者にとっては利便性が重要で、現在、3週間ごとに45分かかる静脈注射を2分に短縮する革新的な製剤法と装置を開発中です。
7月も大幅利上げが続き、経済が減速する中、当面は薬品などディフェンシブ性が高い銘柄が安全な投資先として資金を集めると見ています。
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