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アメリカ 4-6月期決算の見通しは

2022年7月13日(水)Newsモーニングサテライト

マキシム・グループ 久野誠太郎さん

アメリカ 4-6月期決算の見通しは
企業業績への慎重な見方が増えています。
民間の調査会社、ファクトセットによるとS&P500の4-6月期の1株利益予想は前年比4.3%増、2020年10-12月期の4.0%増以来の低い伸びが予想されています。
ただし、原油高を追い風にエネルギー関連が237%、およそ3.4倍の増益予想となっていて、それを除くベースでは4.1%の減益が見込まれています。
金利上昇を受けて住宅ローン事業の低迷、株安によるトレーディング部門の不振が予想され、金融関連は11セクター中で最大の23.9%の減益が見込まれています。
特に景気先行き懸念を示す貸倒引当金の積み増しが利益を圧迫することです。
去年4-6月期の74億ドルの戻し入れに対し、今年4-6月期は45億ドルの積み増しが予想されています。
また、一般消費財サービス関連が10.5%減益予想と3月末時点での13.5%増から大幅に引き下げられています。
インフレ加速による消費者動向の変化で、小売り大手のターゲットやアマゾンドットコムの業績見通しが引き下げられたことが要因です。
7-9月期には10.2%増益、10-12月期は9.4%増益が予想されており、景気後退への懸念を離婚できた市場と利益予想に乖離があると指摘されています。
業績見通しが市場予想を下回っても株価が既に織り込み済みならば、株価の下げ幅は限定的、あるいは反発する可能性も考えられます。
相場の先行きを占う上で、どのような株価の反応になるのか注目です。

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