アメリカ オフプライスストアに注目
2022年7月29日(金)Newsモーニングサテライト
岡三証券NY 荻原裕司さん
アメリカ オフプライスストアに注目
百貨店大手のメーシーズは今年春からメーシーズバックステージという店の出店を強化しています。
また、2020年に破産した衣料品大手、センチュリー21が来年ニューヨークに再出店する予定です。
これらの店はオフプライスストアーズであるという共通点があります。
オフプライスストアとは余剰在庫を仕入れて、低価格で販売する店のことです。
高インフレが続く中、割引価格で買い物をしたいという消費者は増えていると想定され、オフプライスストアへの需要は高まっています。
実際にオフプライスストア大手のTJXカンパニーズは5月に決算発表した小売企業の中でも相対的に堅調な業績を示しています。
品揃えがよくなっていることも要因の一つです。
去年に比べ、最近は大手小売りチェーンで在庫が大幅に増加しており、オフプライスストアは仕入れがしやすい環境になっていると考えられます。
また、このような動きを受けて、在庫整理業者にも注目が集まっています。
オンラインで余剰在庫などを買い取って、販売するリクイディティサービシズは前回の決算で取扱量が大幅に増え、7月にはケンタッキー州で新たな物流倉庫を開設したと発表しました。
余った在庫と出店拡大に期待が持てるオフプライスストアを結び付ける存在として今後も注目が集まりそうです。
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