アメリカ中間選挙 相場への影響は
2022年8月30日(火)Newsモーニングサテライト
ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん
アメリカ 季節要因で株式に逆風か
アメリカの投資信託の決算は10月末に集中し、節税対策の売りが出やすい関係で、例年8月から9月にかけて需給が悪化する傾向があります。
過去50年のS&P500指数月別リターンは8月から9月にかけてのパフォーマンスがとても悪くなっています。
特に今年の様に年初から下落している年は含み損を実現して、節税しようとする動きが強まりやすくなります。
アメリカ中間選挙 相場への影響は
選挙というのは結果が読めないことが多く、株式市場にとって大きなリスク要因です。
したがって、中間選挙前にリスク回避の動きが出るのは容易に想像できますけれども、この傾向はデータでも読み取れます。
過去10回の中間選挙の年のS&P500指数の月別リターンは6月のパフォーマンスが最も悪くなっていますけれども、今年もその通りでした。
そして、再び9月のパフォーマンスも悪くなっています。
歴史的には11月の中間選挙の結果を待たずに10月以降、大きく上昇しているため、それまでが絶好の買い場になる可能性があります。
さらに今年の場合はインフレのピークアウトがさらに顕在化していくとされる時期と重なっているということもあり、現在の下落が今回の局面では最後の苦しみとなる可能性が高いと見ています。
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