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アメリカ 設備投資額に注目

2022年8月9日(火)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

アメリカ 設備投資額に注目
設備投資の額です。
S&P500構成企業で、決算発表済みの企業の設備投資額を合計するとおよそ1500億ドルで、1年前と比べて20%増加しています。
因みに自社株買いが10%増で、設備投資の増加率が自社株買いを上回るのは2021年以降で初めてです。
セクターではIT、通信サービス、資本財の設備投資額の増加が目立っており、アルファベットは前年比で4%増、メタに至っては63%も増加しています。
一般論としては設備投資は多ければよいというものではなく、コストコントロールや収益率の維持も当然重要です。
しかし、足元はインフレが高進し、景気不透明感が高まっているという厳しい環境です。
この中で現金を内部留保としてため込むのではなく、設備投資に使っているというのはシンプルにポジティブに解釈してよいと思います。
つまりそれだけ景気の先行きを楽観的に見ているとも言えますし、それだけ自社のキャッシュフロー創出力や今後の成長戦略に自信を持っているともいえるからです。
この決算シーズンを通過して、相場全体が反発基調を強めているのは企業のこのような積極的な投資行動が評価されている面もあると思います。

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