不況知らずのアメリカクラウド関連
2022年8月4日(木)Newsモーニングサテライト
マキシム・グループ 久野誠太郎さん
不況知らずのアメリカクラウド関連
マクロ経済の先行き不透明感が強まる中でもハイテク企業の決算からはクラウド化への流れが堅調なことが確認できます。
クラウド用の通信機器が主力のアリスタネットワークスは4-6月期の売上高が前年比49%増の10.5億ドルでした。
7-9月期の売上高見通しも市場予想を上回り、好決算発表となりました。
通年の売上高のそれぞれ10%以上になるマイクロソフトとメタプラットフォーム向けが伸びを牽引しました。
メタについては今年の設備投資見通しを引き上げていることも今後の支援材料となります。
AMDはPC向けの需要の落ち込みから市場予想を下回る保守的な売上高見通しを示したものの、データセンター向けは依然力強いとしています。
そのデータセンター部門は4-6月期は83%増収と業績の牽引役となっています。
景気後退懸念にもかかわらず、クラウド事業は高い成長率を見せており、ハイテク大手のアマゾンやマイクロソフトの決算でもEコマースPC部門の落ち込みを補う形となっています。
調査会社ガートナーは今年の企業のIT支出は世界全体で3%増にとどまるとしています。
ただ、パソコンなどの購入は5%減少する一方で、クラウド向けサーバーへの支出は16.6%増を見込んでいます。
« アメリカ インフレ指標の相場への影響 | トップページ | アメリカ 雇用動向を分析 »
「Newsモーニングサテライト」カテゴリの記事
- アルコール飲料に新たな動き(2022.10.07)
- アメリカ小売決算の注目点は?(2022.10.06)
- アメリカ株価上昇の背景は?(2022.10.05)
- アメリカ中間選挙 市場の影響は(2022.10.04)
- アメリカ金融大手 決算見通し(2022.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント