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減速は半導体業界全体?

2022年8月12日(金)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 矢澤賢さん

減速は半導体業界全体?
エヌビディア、マイクロンテクノロジーと半導体企業の象徴的な2社が警告を出したことで、半導体株全般に懸念が広がりました。
しかし、本当に業界全体の問題なのかしっかりと精査する必要があると考えています。
まずは幅広い半導体を製造する受託製造企業の業績です。
アメリカのグローバルファンドリーズはマイクロンが業績の警告をした9日に4-6月期の決算を発表しました。
売上は過去最高の19.9億ドル、さらに7-9月期の見通しも中央値で1年前に比べ20%を超える伸びで、どちらの市場予想を上回りました。
また、世界最大手の台湾のTSMCが10日に発表した7月の月次売上はおよそ50%のプラスとなっています。
これらを踏まえると業界全体の問題と断定するのは時期尚早だと考えています。
来週発表されるアナログデバイセズの決算に注目すべきだと考えています。
アナログデバイセズはアナログ半導体において世界シェア2位の企業です。
利用分野は家電やスマホから風力発電タービン、人工衛星まで多岐にわたります。
自動車や消費者向け製品など4つの分野で売り上げを開示するため、業界ごとの強弱を測ることができます。

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