アメリカ オンライン診療争奪戦の背景
2022年8月24日(水)Newsモーニングサテライト
東海東京証券アメリカ 中川幾代さん
アメリカ オンライン診療争奪戦の背景
シグニファイヘルスはオンライン診療、在宅医療を効率化するプラットフォームを手掛けています。
アメリカメディアによるとアマゾンのほかにドラッグストア大手のCVSヘルス、医療保険大手のユナイテッドヘルスなどが買収に名乗りを上げていますが、アマゾンは24時間対応のオンライン医療サービスなどを定額制で提供するワンメディカルの買収も7月下旬に発表しています。
その時はCVSヘルスも買収を検討していたことが報じられました。
近年、予防医療や初期段階での健康状態の把握などを担うプライマリーケアの重要性が高まっていることが背景にあると思います。
手術など高度な医療体制が必要のないプライマリーケアはオンライン診療と親和性は高く、企業の関心を集めていると見ています。
また、プライマリーケアのオンライン診療拡充にはクラウドや仮想現実、拡張現実などの新技術が必要との認識からヘルスケア企業のみならず、アマゾンなどのハイテク企業が市場参入を図っているが非常に興味深いです。
オンライン診療は2027年までに全診療数のおよそ15%を占め、売上高は200億ドル規模まで成長するという分析もあり、今後、定番化すると見ています。
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