アメリカ インフレ抑制法案テスラに恩恵
2022年8月16日(火)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ シュナイダー恵子さん
アメリカ インフレ抑制法案テスラに恩恵
インフレ抑制法案に盛り込まれたEV、電気自動車促進策にはEV購入時の税額控除の見直しが含まれています。
これまでメーカーごとに控除された数が20万台に制限されていましたが、台数制限が撤廃されます。
このため生産能力を急拡大できる企業ほど増加する需要を取り込め安く、メリットが大きいと言えます。
テスラは7月の決算説明会で年末までに生産台数を週4万台に引き上げる計画を発表しました。
これにより単純計算で年間200万台の生産が可能です。
現在、カリフォルニア工場が週当たりおよそ1万3000台、最新鋭の上海工場はコロナからの回復が鮮明で、およそ2万台とみられます。
さらにテスラによるとドイツのベルリンとテキサス州オースティンの二つの新工場を合わせた稼働ペースは来年前半までには5000台、来年末までには1万台を見込んでいます。
三大陸にまたがる生産能力の拡大で、急増するEV需要を満たすのに有利なポジションにあります。
経営陣は需要に問題はなく、十分な受注残があるとしています。
また、今回の決算のポジティブサプライズは非自動車事業です。
太陽光発電設備や蓄電池を展開する事業の収益性が大きく改善し、やっと動き出した気候変動政策が追い風となりそうです。
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