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アメリカ株価軟調の要因は?

2022年9月22日(木)Newsモーニングサテライト

大和証券CMアメリカ 森本裕貴さん

アメリカ株価軟調の要因は?
利上げの懸念で予想PER、株価収益率が縮小したためです。
先週13日に発表された8月CPI、消費者物価指数のコア指数の伸びが再び加速したことで、金融引き締めの加速と金利の最終着地点が上振れするのではという懸念が高まりました。
これに伴い実質金利が上昇、PERが縮小し、株価が下落したということです。
8月末と現時点の予想EPSはほぼ変化していません。
しかし、外部環境の急激な変化にEPSの修正が追いついていないと考えるべきだと思います。
実際、足元では物流大手フェデックスは通期の業績見通しを撤回するなど、今後について慎重な見方をする企業が増え始めたことがその証拠です。
10月半ばから始まる決算発表です。
現状、EPSがどこまで減少するかわからないという疑心暗鬼の状態で売りという構図になっていますが、中にはEPSが本当は底堅い企業も存在するはずです。
今月、製薬大手のジョンソンエンドジョンソンは通期の業績見通しを据え置き、業績基盤の強さを見せたほか、クレジットカードのアメリカンエクスプレスは人員を増やす計画が報じられました。
決算発表は全体としては厳しい内容が予想されますが、裏を返せば、その中で光る企業があぶり出され、それはイコール今後の相場の中で有望な企業と言えると思います。

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