祝日明け株価は安定へ?
2022年9月7日(水)Newsモーニングサテライト
大和証券CMアメリカ 矢澤賢さん
祝日明け株価は安定へ?
通常、アメリカの夏季休暇シーズンは5月末のメモリアルデイの祝日から9月上旬のレイバーデイの祝日までとされています。
学校の新学期も9月からが一般的です。
そのためレイバーデイの祝日以降は株式市場に参加者が戻る傾向です。
そこで、株式の出来高に変化が起こることに注目しています。
過去5年間の出来高平均はレイバーデイの祝日前は大きく平均を下回っています。
ただ、その後は出来高が回復する傾向があり、今年も同様のパターンを想定しています。
夏季休暇を終えて市場に参加者が戻ることで、板に厚みが増すと考えられるため、株式市場の急変動が抑えられると見ています。
足元のアメリカ株はジャクソン会議以降に変動が大きくなっていますが、このように投資家が戻ってくることで価格の安定化に寄与すると考えています。
レイバーデイの祝日が明け、証券会社がこぞってカンファレンスを開催します。
今週だけでも各社がヘルスケア、エネルギー、生活必需品、小売り、メディアエンタメ、ITなどそれぞれのセクターの企業を集めたカンファレンスを開催します。
特に7日から開催されるITセクターのカンファレンスではマイクロソフト、アプライドマテリアルズ、テキサスインスツルメンツなど各分野の最大手企業が参加予定です。
こうしたイベントを経て、各企業の業績やファンダメンタルズに再度注目が集まる可能性があると考えられます。
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