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アメリカ FOMC 今後を予想

2022年9月21日(水)Newsモーニングサテライト

ホリコ・キャピタル・マネジマント 堀古英司さん

アメリカ FOMC 今後を予想
前回7月のFOMC以降、政策金利に対する市場の見通しが大きく変わりました。
8月下旬のジャクソンホール会議までは年内、せいぜい1%程度の利上げとみられていました。
しかし、その後の推移はフェデラルファンド金利予想をフェデラルファンド先物から算出すると、この2カ月弱で年内のフェデラルファンド金利予想がほぼ1%上振れしたことになります。
このような短期間で市場の政策金利予想がこれほど上振れするのも珍しいと言えます。
市場が現在、80%以上の確率で0.75%を織り込んでいますので、FRBが市場にサプライズを与えるメリットもないことを考えれば、0.75%だと思います。
そして、11月のFOMCではさらに0.75%、12月は0.5%利上げする可能性が高くなっています。
ただ、市場はジャクソンホールとCPIという二つのショックでかなり前のめりになっている印象があります。
10年物の期待インフレ率の推移を見ると、2.3%台まで落ち着いていて、FRBのタカ派姿勢とは裏腹にすでにインフレはそれほど脅威ではなくなってきています。
今後、それが実際に指標に反映するようになれば、これほど急速、かつ大幅な利上げも必要なくなるのでℋないかと思います。

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